全ギョーザ界満場一致の基本の型。満開に咲く花に見立てられたこの型は、食卓に祝福と繁栄をもたらすといわれている。
中央が羽で埋まる型。空に大きく羽ばたく翼を彷彿とさせるこの型は、またの名を「飛翔型」ともいう。羽をホジホジすることから、ギョーザの宴は始まる。
中央に2つのギョーザが埋まる型。フライパンにギョーザがギュウギュウに詰まる様子は、その中に埋もれてみたいと思わせる魅惑に満ちている。
中央に3つのギョーザが埋まる型。3つ目のギョーザは、すこし無理をしないと入らない。諦めないで。
謎に特別感が高まる一つ焼き。カラフルなベジーを盛り付けすると巷で人気のインスタで圧倒的いいねを受ける可能性が高まるのでいいね信者たちに推奨される。
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2個のギョーザで、漢字の一をつくる型。
3個で、漢字の二をつくる発展型もある。この世はややこしい事だらけである。
ギョーザの油が艶やかな唇を演出する。食べると返り討ちに合い、自らもツヤツヤな唇に。
「そのグロスどこの?」という発言を誘引してしまう実に、罪つくりな型である。
チャーハンのお供にちょうどいい型。この2つの合わせ技は、中国四千年の歴史における大発明と言っても、たぶん過言ではない。
五画、ごかく、ごうかく、合格。という前向き過ぎる解釈で、受験生たちを複雑な気持ちにさせる型。教育熱心な親の習得率が高い。
物足りず、もう一皿お代わりする者が続出。過去には、この型なくてもいいんじゃないか説が浮上したが、少食に思われたい状況(初めてのおうちごはん♡)での需要を考え存続の危機を免れたという。
これと昨日の残りのご飯があれば今日の夕飯はすばらしい。
ありがとうギョーザ、ありがとう冷やご飯。
大盛りの白米が2杯はいける少々危険な技。終わりに近づくにつれ、冷凍庫にストックがあるかどうか不安に駆られる。安心せよ、スーパーマーケットはまだ開いている。(※一部地域を除く)
味の素冷凍食品 ギョーザ45周年を記念して編み出された型。
不老長寿の願いが込められている。長生きしよう。
SNSの到来により全世界で使われているあのマーク。内容にかかわらずとりあえず使う若者も多く、謙虚さを美徳として生きてきた人々の理解を苦しめている。
光を放つほど異常な速さで回る大車輪に見立てた型。
ちなみに、漫画以外でそんな大車輪を見た事はない。
ある日森の中で出会った熊を表した型。表したといっても、民衆に媚びまくってかなりデフォルメされた。世の中はそういう風にできている。
日本国民なら一度は習得する基本の型。
にもかかわらず、内容の解説を求められるととっても困っちゃう人が多い。
電波が通じないと不安になる若者たちに人気の型。
地下の道場や山籠りでは、この型が使えないことが多い。
心や体に傷を負った際に発動する型。
ニンニクとニラが体に染み渡り、あっという間に体力回復(する予定)。
愛され過ぎてどうしようもない時につくってしまう型。欧米人は挨拶代わりに発動する一方で、日本人は苦手な人が多い。2月14日に出現率が高い。
撮影時に、昭和に生まれた者なら反射的にしてしまう型。
愛羅武勇型との合わせ技を「LOVE&PEACE By GRILLED GYOZA」という。
敵から身を守る受け身の型。レースといった装飾に、一撃で倒される男性が多い。
敵から身を守る受け身の型。勝負を決めたい時は、大胆に装うとよい。
生誕を祝う席で発動される型。甘党たちよ、静まりたまえ。
疲労困憊する身体を癒す型。
ギョーザから沸き立つ蒸気で、肌もツルツルになる気がする。
雪の降る日曜日、親が子供のために発動する型。手先の凍傷に加え、思ったより子供が盛り上がらないことも多くダメージを受けやすい。
1mmのズレも許されない型。努力が必要とされるが、ビシッと決まると美しい。
基本的に決まりのない型。楽しい、それが一番なのだ。
どんな型にも対応できる受け身の型。万人に愛され、合わせ技にも適している。
習得するのに時間のかかる難易度の高い型。天才と言われる師範がよく使う。
あっちを向く型。
※「あっちがどっちか」へのお問い合わせは受け付けておりません。
こっちを向く型。
※「こっちがどっちか」へのお問い合わせは受け付けておりません。
そっちを向く型。
※「そっちがどっちか」へのお問い合わせは受け付けておりません。
自分で自分を褒めてあげたい夜に発動する型。この時ばかりは、炭水化物も、お酒も、スイーツも朝までDVDも、メイクしたまま爆睡も、ええじゃないか。
男性から好意を受けやすい、とりあえず笑っとく型。通称「男ウケがいい。」
ニコニコ型の受け身の型。通称「勘違いに注意。」
デレデレ型の受け身の型。通称「男って本当におバカ。イヤになっちゃう。」
プンプン型の受け身の型。通称「なんか本当にごめん。」
見る人の目を回し、判断力を鈍らせつい食べ過ぎてしまう満腹度の高い型。
左方渦巻き型のただの逆。2つの型の合わせ技は、「ネタ切れ」の象徴とされている。
後で羽を乗せるという難易度の高い型。醤油のたらし方にもセンスが問われ、予約が半年先までいっぱいな店の料理人達に好まれている。
肉体派の息子をもつ家庭では、基本の型。
正直、これが作れるフライパンがこの世にあるならご教示いただきたい。
ギョーザが群れをなしギョーザをつくる。ギョーザ愛にあふれた型。
大人の事情でCMやパッケージでは焼き目を強調しているが、反対側こそがギョーザの真髄。手間暇かかった美しい部位であることを、結構主張してみた型。
道場に入門するからには、覚えるべき掛け声「イザ ギョーザ」。
念のためもう一度、「イザ ギョーザ」。