味の素冷凍食品は、食物アレルギーをお持ちの方やそのご家族も「みんなで一緒においしく食べられる」食卓を目指して、食物アレルギーに配慮した製品の開発に取り組んでいます。
2025年春には、アレルギーに関する情報を発信する株式会社イートイズと連携し、
大阪グルメ EXPO2025 会場内の期間限定店「AJINOMOTO BRANDギョーザステーション」で
「アレルギーフレンドリーDAY」を開催し、食物アレルギーをお持ちの方とそのご家族をご招待しました。
今回は、株式会社イートイズ代表であり、自身も食物アレルギーの当事者として活動を続ける細川真奈さんに、日々の暮らしの中でのリアルなお話や商品への感想、さらに未来に向けた期待について伺いました。

自身の食物アレルギーの体験をもとに、当事者や家族に寄り添う情報を発信。
「アレルギーがあっても、明るく楽しく前向きに」をテーマに、アレルギー情報メディアやブッフェイベント、座談会など幅広く活動中。
アレルギーに関する発信を通して、食の選択肢を広げていきたいという思いから「株式会社イートイズ」を設立。現在も日々さまざまな取り組みを続けている。
細川さんは小さい頃から多くの食物アレルギーを抱えてきたと聞きました。
はい、離乳食のときに、白米・小麦・卵・乳製品・牛・豚・鶏肉・青魚・大豆・エビ・カニなど、数え切れないほどのアレルギーがあることが分かりました。当時は今みたいに少しずつ慣らしていく免疫療法もなかったので、白米や肉類など食べることができるようになった食品もあるものの、該当食品を完全除去する生活を今も送っています。家では自分用と大人用に食事が分かれていましたが、それを特別だと感じないまま育ちました。でも、家の外では周りとの違いをすごく意識してしまって、友達に「私、アレルギーがあって…」と打ち明ける勇気がなく、つい無理をしてしまい、結果的にアナフィラキシーショックを起こして救急搬送されたこともありました。
そうしたコンプレックスを抱えたなか、
アレルギーに関する活動を始めたきっかけは?

転機は、東日本大震災のニュースを見たときです。「救援物資が届いてもアレルギーがあって何も食べられない人がいる」ということを知り、衝撃でした。子どものころ学校にアレルギーの子は自分一人しかいなくて、それまでアレルギーはどこか自分だけの問題だと思っていましたが、ニュースで取り上げられるくらい、全国には同じような人がたくさんいるということに、初めて気づきました。その時に、アレルギーを持つ人のために情報発信することを思いつきました。
初めてブログに自分のアレルギーのことを書いたときは、正直とても怖かったです。でも、「うちの子もそうなんです」「応援しています」という共感や応援のコメントがたくさん届きました。それが自信に繋がり、もっと伝えていきたいと強く思うようになりました。
私はお医者さんでも管理栄養士でもないし、治療法や栄養素のことを詳しく語れる立場ではありません。でも、「この商品は食べられるよ」「ここは行ってよかったよ」と、自分の体験を伝えることはできる。それが誰かの役に立ってその人の幸せに少しでも繋がるのであれば、「アレルギーナビゲーター ®」として私にできることを着実に実行していきたいと思っています。
食物アレルギーをお持ちの方やそのご家族には、普段の暮らしの中で
どのような悩みや負担があるのでしょうか?
食事をつくるとき、「今日はお惣菜で済ませよう」「冷凍食品でラクしよう」という選択肢があることが普通だと思いますが、アレルギーがあると簡単にそれができません。だからといって、疲れて帰ってきてから「よし、ここから全部作ろう」となると、体力的にも精神的にも負担は大きいです。小さいお子さんがいるご家庭であれば、さらにハードルが上がります。例えば食品を買いに行ったとしても、買い物中に子どもから目が離せないので、商品の裏面をじっくり見て選定するのは難しいです。なので、情報を負担なく得ることは非常に重要になります。
「アレルギーフレンドリーDAY」イベントについて教えてください。


アレルギーがあると、食べるだけじゃなく“体験”も諦めがち。そこで味の素冷凍食品さんが大阪グルメEXPO2025「AJINOMOTO BRANDギョーザステーション」 にて、「小麦・卵・乳」不使用の「米粉でつくったギョーザ」を自分で焼いて体験できる「アレルギーフレンドリーDAY」イベントを開催し、私も協力させていただきました。お子さまと一緒にフライパンにギョーザを並べたり、フライパンからお皿にうつしたりする焼き体験を楽しむことができるイベントでした。
イベントに参加して、どんなことを感じましたか?
普段は食べられないものがあるアレルギーっ子にとって食の体験イベントってすごくハードルが高いものですよね。「お弁当持参が当たり前」のイベントが多い中で、みんな一緒に作って食べられる。それだけで、親御さんたちの気持ちが報われるんだなと感じました。笑顔でギョーザを頬張る子どもたち、それを見守る親御さんの表情を見ているだけで目頭が熱くなる瞬間がありました。
「米粉でつくったギョーザ」がおいしくて、おかわりをたくさんしている家族もいて、「おうちで作る餃子より、これの方がいっぱい食べてくれた(笑)」という声もありました。そんな声を聞きながら、「米粉でつくったギョーザ」は、きっと「誰でもおいしく食べられる」を実現してくれた商品なんだと感じて、私もすごく嬉しかったです。
また、「普段なかなか会えないアレルギーをもつ仲間がこんなにたくさんいるんだ!と勇気をもらえた。」「普段なかなか話せないアレルギーに関する悩みも話せた」というお声もいただき、参加者の思い出に残る素敵なイベントになったのではないかと思います。
私もアレルギーをお持ちの方に向けたイベントを開催していますが、このように企業がイベントを開催されるのは珍しいと思うので、味の素冷凍食品さんと一緒にこのイベントを実施できて本当によかったと思います。

味の素冷凍食品の食物アレルギーに配慮した商品について、率直な感想を教えてください。
初めて食べたとき、どのような風に感じましたか?


私は料理が少し苦手で、羽根付き餃子ってどうやって作るんだろう?と思っていました(笑)。だから「米粉でつくったギョーザ」を初めて作った時は、本当にフライパンに並べて焼くだけでキレイな羽根付き餃子ができた!すごい!って嬉しくなりました。パリッとした羽根が油も水も使わずにできるし、しかも米粉でできた皮は小麦と違ってパリパリッサクッとしてとにかく軽い!一度食べ始めたら箸が止まらない!小分けになっていて、食べたい分だけ食べられるのもいいですよね。「米粉でつくったギョーザ」と出会ってから我が家の冷凍庫には必ずストックしている必需品です。
「やわらか若鶏から揚げ ボリュームパック」はどうでしたか?
「やわらか若鶏から揚げ」は、アレルギーのない息子が大好きでよく買っています。この商品は衣に小麦ではなく米粉を使用し、醬油も「米を炒ってつくる醤油」を使用していて「小麦・卵・乳」不使用。大切に育てた若鶏の一枚肉を使用するなどこだわりがつまっていて、特別扱いじゃなく「みんなで楽しめる」商品というのが本当にありがたい。アレルギーがあってもなくても、おいしいものを大切な人と共有できるって、すごく胸がいっぱいになることなんです。その他にも味の素冷凍食品さんの「それいけ!アンパンマンポテト」や自然解凍可能な「レモンとバジルのチキン香り揚げ」なども、安心しておいしく食べられる商品だと思います。
細川さんにとって、冷凍食品ならではの良さって、どんなところだと思いますか?
そもそも冷凍食品が、私にとっては「憧れの食べ物」だったんです。スーパーの冷凍食品売り場は、自分には関係のない場所だと思っていたから、あの冷凍庫の扉を開けて選べるのが羨ましいなって。選択肢の1つとして、冷凍食品売り場が加わったことで、選ぶ楽しみが増えました。
また、私自身直接触れるだけで症状が出る食材があるので、具材を触らずに調理できるのは本当に助かります。「米粉でつくったギョーザ」は冷凍庫から出して、フライパンに並べて焼くだけ。家族のためにすぐ準備できる安心感は、冷凍食品ならではの魅力だと思います。

最後に食物アレルギーを持つ方やそのご家族に向けて、メッセージをお願いします。

アレルギーが特別なことじゃなく、いろんな個性の一つとして自然に受け入れられる社会に近づけたらいいなと思っています。母が私を育てていたころは、特別な集会に参加しないと情報収集ができず、暗い雰囲気の中で苦しみを共感しあっていたそうです。そんな母から託された「明るくあるべき」という想いを受け、「アレルギーがあっても、明るく楽しく前向きに」をテーマに私は活動しています。
アレルギーを持っている人も一人で悩まず、「食べられない」より「これは食べられる」と逆の視点で見つけていくことで、「みんなで一緒に食べられる場」を広げ、楽しい毎日を過ごしてほしいです。
特別ではなく“当たり前”に食卓を囲める未来。まさに、食物アレルギーを持つ方やそのご家族も「みんなで一緒においしく食べられる」食卓を目指しているという味の素冷凍食品さんは、私たちにとって大きな希望だと思っており、これからも期待しています!