Profileプロフィール

高校、大学と、興味のあった農業を専攻。それをきっかけに、農業と密接に関わる食品業界を志望した。現在は、埼玉県を中心に量販店や卸店向けに、家庭用商品の営業を担当している。

生活者に最も身近な存在として

エントリーしたきっかけは、
「食べることが好き」という理由だったそうですね。

そうですね。ただ、企業分析していく中で冷凍食品の将来性を感じました。加えて当社のミッションである「人びとの健康で豊かな暮らしに貢献する」という言葉に強く惹かれましたね。最終的な入社の決め手は、社員の方々の魅力です。明るく、誇りをもって仕事をしていると感じ、このような人たちと一緒に仕事をしたいと思ったことを覚えています。

現在は、家庭用商品の営業を担当されているそうで。

いわゆるリテール営業になります。スーパーマーケットなどに並ぶ商品を取り扱っており、生活者に最も近い存在になります。営業活動を通じて、当社の商品をより多くの生活者に知ってもらい、手に取ってもらうことで、ファンを拡大していくことがミッションです。私は、埼玉県を中心に約80店舗展開している量販店のバイヤーや、ベンダーである大手卸店との商談を実施し、日々の販促の提案、商品の拡売や導入の提案を行っています。また、生活者により商品の価値を理解していただき、認知を広げていくため、量販店の冷凍食品担当者と直接会話し、販促物の設置や売り場づくりなども実施しています。

生活者に最も近い存在ということですが、ならではのやりがいはありますか?

商品の価値を得意先に伝え、実際に売り場に並べることができるのは私たちだけです。
自分が提案した商品が店頭に並び、生活者が手に取っている姿を見ることができるのはやりがいになりますし、モチベーションになりますね。

仕事を進めていく上で、何かコツなどはありますか?

私たちは、ベンダーである卸店と協業して、量販店のバイヤーに提案を行うのですが、やはり卸店を味方に付けることができれば大きなアドバンテージになりますね。そのために、まずは卸店に対して自分をアピールして認識してもらう、そして何事にも素早く応じ、ちょっとした困りごとにも対応するなど、継続的な信頼関係を築いていくことが重要です。一方、対量販店の場合は、バイヤーとコミュニケーションを重ね、量販店の売上向上に寄与する商品や販促の提案を行っています。TVCMはその代表例で、販促効果が非常に高いため、放映に合わせたプロモーションの提案を行うなど、様々なアプローチで商品の売上拡大を図っています。

「売り場」こそが主戦場

これまでで、何か印象深い取り組みはありますか?

ギョーザイノベーションプロジェクト(GIP)です。2021年に、冷凍餃子シェアNo.1である当社の「ギョーザ」は、発売から50周年を迎えました。これを機に、商品の改定を展開するなど、商品ラインナップを拡充させました。そこでGIPでは多くの人に当社のギョーザを手に取ってもらう事で、冷凍餃子市場をさらに拡大させる為に、全国の営業担当が知恵を出し合い、これまでにない新しい取組(販売方法、今まで出来ていなかった売場の提案、など)にチャレンジしています。

逆に、苦労した経験などはありますか?

私たちにとって最も重要なイベントが、量販店が年2回実施する、取扱商品の改廃(新規導入や廃止)を決めるプレゼンテーションです。最近プレゼンを行いましたが、得意先での導入が叶わず、入社以来一番落ち込みました。ただ、今回の改廃でダメだったからと諦めず、「まずは1品ずつ」と気持ちを切り替えて提案を続けています。
気持ちが切り替えられたのは、上司や先輩方に相談に乗ってもらうなど、周りの支えがあったからだと思っています。また、今回なぜ商品を導入できなかったのか、何が問題だったのかを改めて自分で考え、自身を見直すきっかけにもなりました。

一日の生活

  1. 8:15~

    出社。
    メールチェックや商談資料最終チェック
  2. 11:30~

    外出。卸店へ訪問
  3. 12:00~

    卸店にて次回販促についての打ち合わせ。
  4. 12:00~

    昼食
  1. 13:00~

    量販店Aへ訪問
    売り場担当者と打ち合わせ
    特売コーナーの演出、商品陳列などを検討
  2. 14:30~

    量販店Bへ訪問
    TVCMと併せたプロモーションの提案
  3. 16:00

    量販店Cへ訪問
    担当者から販売状況のヒアリング
    特売コーナーの確保に向けた商談
  4. 18:00

    退社(直帰)

売り場で自社商品に出会う喜び

最後に、今後のキャリアビジョンを教えてください。

まずは、一営業担当者として、社内外から頼られる存在になることですね。得意先のことを深く理解し、最善の提案を行うことが必要だと思っています。そのために心がけていることが「傾聴」です。売り込む営業ではなく、傾聴して得意先が何を考えているのかを理解すること。それがより良い提案につながっていくと思っています。また、今後ライフイベントがあっても長く仕事を続けていきたいとも考えています。結婚・出産後も復職して働く先輩の話を聞いて、私も同じように働き続けたいと感じました。働きやすい環境があり、フォローする体制も制度も整備されています。長く働き続けることで、後に続く女性社員のロールモデルになりたいと思います。