社員の数だけ
キャリアがある

人びとの健康と豊かな暮らしの広がりを願う味の素冷凍食品は、
社員一人ひとりのライフスタイル、ライフステージの広がりも大切にしている会社です。
ここでは、それぞれの「想い」を胸に活躍する3人の社員のキャリアをご紹介します。

case 01

生産を学び、支え、
そして今、未来を構想する。

生産本部 生産戦略部 戦略企画グループ

2013年入社

  • 入社1年目

    一人前を目指して、
    恵まれた環境で着実に成長。

    入社後は、中部工場製造グループに配属となり、焼売ラインの製造工程管理を担当しました。まずは業務知識を得るためライン要員の一人として、先輩やパートの方から指導を受けながら、短期間で業務の流れを把握しました。その頃感じたのは、良い製品を当たり前に作り続けることの難しさ。生産設備は様々なものがあり、それぞれがどのような役割を果たしているのかを知ることも重要でした。仕事を覚えていくなかで、生産設備の不具合に対しても対処できる幅を広げていくことができました。その度に、周りの方から「やるね!」と評価を頂けたことが、やりがいになりましたね。一方、生産設備に何となく不具合があるように感じていたのをそのままにしてしまい、生産が一時ストップしてしまうという大失敗も。
    様々な経験を重ねながら知見を吸収し、安心して仕事を任せてもらえるようになることが目標でした。

  • 入社4年目

    任せてもらえる喜び、
    そして、芽生えた想い。

    入社4年目、生産技術開発部生産技術第1グループへ異動となり、ギョーザ、シューマイ、から揚げの設備開発と導入を担当することになりました。国内外問わずギョーザ、畜肉等の新製品や改訂品の導入に向け、設備開発や付加価値を生む新技術の創造が主な業務でした。これまでと比べ、関わる人の範囲が広がったため、常に本質をつかむために、何事にも「なぜ?」と問い続けることを心がけていたことを覚えています。当時はまだ若手と言われるキャリアにも関わらず、幅広い仕事や責任ある仕事を任せてもらえたと感じています。大型設備の導入、それに伴う取引先のマネジメントなど、他社ではおそらく経験できない仕事もその頃に経験しました。「自分の考えや想いを具現化した設備をつくりたい」そう思っていた時期だった思います。

  • 入社8年目

    最大規模の工場で感じた
    大きな誇りと達成感。

    2019年からは関東工場製造管理グループへ異動し、FAシステム(生産支援システム)の保守・改善を担当するようになりました。生産時の単純ミスを防止し、品質管理・トレース機能を強化するための業務です。
    関東工場は当社で最大規模の工場なので、FAシステムの影響範囲が大きく、日々緊張しながら仕事に取り組んでいたことを鮮明に覚えています。基幹システムを維持・管理し、そして発展させることができる。当社最大規模の工場での生産に貢献することができる。そこに大きな誇りと達成感を感じました。
    また、専門知識やノウハウが必要なシステム管理は「属人化」が進行しているのを課題と感じていました。そこでFAシステムの拡大・改善を契機に、ステップアップ教育とノウハウの視える化を進めました。それらは今、好奇心旺盛な後輩社員が発展的な形で引き継いでくれています。

入社10年目~現在

今から未来へ。
視点も、仕事も大きく変わっていく。

2021年からはさらにステージが進み、生産戦略部戦略企画グループに所属し、全社での改善活動推進、収益構造改革を含む次世代工場のありたい姿の検討を担当しています。
今、ビジネスシーンで語られることの多いDXやSXの推進も実施し、10年~20年先を見据えた「Smart Factory構想」にも取り組んでいます。これまでの仕事は、生産のトラブル対処など目の前の課題を解決する仕事が多かったのですが、現在では未来に向けた取り組みが大きくなりました。それだけに、目指す姿がはっきりせず、関係者の同意がなかなか得られないという難しさはありますが、まだまだ成長の可能性の大きい冷凍食品という事業領域において日本一になるべく、貢献を続けていきたいと思っています。

case 02

幅広い経験と
多彩なキャリア。
つくるのは、
これまでになかった製品。

研究・開発センター 商品開発部
開発第3グループ デリチーム

2011年入社

  • 入社1年目

    任された開発は必ず
    製品化する。
    その強い想いを抱いて。

    2011年に入社後、焼き餃子や焼売などの冷凍食品の開発に取り組みました。
    食品の商品開発に携わりたいと思っていたので、すぐにやりがいのある環境に身を置くことができました。焼き餃子のきれいな焼き目を再現するために検討を重ねたり、EU向けの商品ではEUの規格に合致する素材を探して奔走したりと苦労もありましたが、それを乗り越えて新たな価値を創造できた瞬間は、大きな喜びを感じました。
    一人前の開発者になるべく、任された開発は必ず製品化する、という強い思いを持って仕事に取り組んでいましたね。

  • 入社4年目

    仕事の大変さや責任、
    そして、喜びを感じる。

    2014年には九州工場に異動となり、商品開発導入グループに所属することになりました。
    製造する製品の拡大をはじめ、九州工場発で製造する製品の企画から開発、製造トラブルへの対処、製造工程の改善などが主な業務となりました。特にこの頃は、導入グループから開発導入グループへと組織変更が行われ、工場から新しい製品をどんどん提案していこう、という動きになり、仕事の幅が広がり、非常にやりがいを感じたことを覚えています。九州ならではの素材を使い、完成をイメージしながらアイデアを膨らませ、製品化を成功させた時には大きな喜びを感じました。新製品を量産化する際にはトラブルが発生することがあります。その対処を通じて新製品導入の大変さや責任の重さを身を持って知ることができました。

  • 入社8年目

    文化や言葉の壁を乗り越え、
    大きな経験を得る。

    2018年からはThai R&D Division Centerに出向となり、海外でキャリアをあゆむことになりました。ここでは、タイにある3つの工場で製造する製品の拡大や工場発の新製品開発、トラブル対応や製造工程の改善に加えて、新素材・新技術の導入を検討するなど、これまでのキャリアを生かした数々の業務に取り組みました。初めての海外勤務で、文化の異なる現地スタッフと協力して、製品の開発などに取り組んだ経験は、苦労も喜びも感じられた貴重な日々でした。配属当初は現地の事情を知らなかったり、言葉の壁があったりと苦労も多かったですが、知識と経験を積んでいくうちに信頼を得て、頼りにしてもらえるようになりました。仕事の幅も、価値観も、ここで得られたものは、非常に大きな価値があったと改めて感じます。

入社11年目~現在

試行錯誤と新たな発見。
これまでになかったものを生み出すために。

2021年に帰国し、研究・開発センターに復帰しました。現在は商品開発部 開発第3グループ デリチームにて、ハンバーグの新製品開発、既存商品の改良を行いながら、当社としての新規カテゴリーとなる製品の開発に取り組んでいます。
新規カテゴリー製品の開発は、これまでになかったものに取り組むため、新たな開発手法や製造にチャレンジすることができ、非常にやりがいがあります。一方、製品化に向けた見通しが立たない状況に直面することもあります。開発メンバーの力を借り、アイデア発散型の「ワークショップ」を行うなど、試行錯誤を進める毎日です。新たな発見や刺激的なアイデアにもたくさん出会うことができます。何とか製品化を実現し、新しい事業の構築に貢献したいですね。

case 03

こだわりと経験の先で
気付いたこと。
それは、すべてが力になる
ということ。

ロジスティクス部物流企画グループ

2006年入社

  • 入社1年目

    上司の言葉で、
    見える世界が変わった。

    入社後は、家庭用商品を扱い、卸や量販店に対する提案・営業活動を行いました。当初は、慣れない運転、極寒の冷凍庫作業、重い荷物、得意先との会食など、苦手なことばかりで心が折れた瞬間がありました。上司に相談したところ、私の気持ちに理解を示しつつも、「3年は頑張ってみよう、経験を重ねれば見え方は変わるはずだから。それでもダメなら辞めたらいい。」と温かく、本音で向き合ってくれました。なんとか踏みとどまってみると、上司の言う通り見える世界が変わり、成果を残すことができました。ここからが、私の「華の営業時代」のはじまりです。

  • 入社5年目

    大きくなった責任と影響力をものともせず、
    成果を出す。

    2010年には、西日本から東日本営業部へ異動しました。仕事の内容は大きく変わりませんが、お客様ごとの売上規模が桁違いに大きくなり、私の働きが全社の業績にも影響を与えるほどになりました。また、卸店本部窓口として全国の営業担当者をマネジメントする立場にもなり、まだ5年目の私でしたが、かなり責任の重い仕事を任されてもらったと思います。自分なりに精一杯努めて成果を出し、認めてもらえた瞬間には、大きな自信を身に着けることができましたね。
    またこの時期は東日本大震災が起こった頃。こんな時だからこそ商品をお届けしたいのにそれができない、得意先に謝ることしかできない状況に悔しい思いを抱えたことも覚えています。

  • 入社7年目

    念願の商品開発。
    苦労が、成長の糧になる。

    営業として成果を出せるようになってからは、商品開発をずっと希望していました。念願叶い、2012年に異動。マーケティングを担当し、焼売、お弁当品、凍菜、生協向け製品等の市場動向、消費者ニーズ、競合の動向などを調べ、商品を生み出し、世の中に送り出してきました。海外関係者との交渉や、新製品の商品化、投資対効果の獲得など、はじめての経験で苦労もたくさんありましたが、今振り返れば自分を強くするための糧になったと思えます。誰かの役に立ちたい、お客様に喜んでもらいたい、まわりの仲間たちに恩返しがしたい、そんな想いで直走りました。ちなみにこの頃、出産も経験しましたね。

  • 入社13年目

    ゼロから事業を生み出す、
    意味のある仕事に、刺激的な毎日。

    2018年には、経営企画部に異動となりました。ここでは冷凍技術を使った新事業の開発を担当。事業の発案と設計、試験的展開、採算の検証などを行い、事業化の可能性があるものについては具体的な計画に落とし込むなど、ゼロから具現化していく業務に携わりました。毎日の仕事はまるでたくさんのブロックの中から自由にパーツを選んで組み立て、オリジナルの大作を作っていくような感覚。うまく組み立てられた時の快感、苦戦するときの悩ましさ、やり切れるかというドキドキ感、早くお披露目したいというワクワク感など、本当に刺激的で充実した日々を送ることができました。
    会社にとっても、世の中にとっても意味のある仕事だという実感が持てたことは、大きなモチベーションになりました。

入社14年目~現在

多くを経験したからこそ、
今、感じること。

そして現在は、ロジスティクス部に所属し、物流改革業務を担当しています。具体的には、物流会社や環境への配慮を行いながら、効率よく安定的に商品を運び続けるために、短期的、または中長期的な課題に対する解決策を考え、それを実行していく仕事です。物流についてはまったく未経験で、わからないもどかしさもたくさん感じました。反面、素人だからこそ「これって、非効率じゃないの?」と気づける点もあり、そういった面では関係部署の協力もいただきながら良い方向に進められていると感じています。私自身、入社以来、商品開発を志望し続けてきましたが、違う仕事を経験することでわかったことが2つあります。ひとつは、自分が考えて行動したことで、誰かの生活を少しでも良くできた時に充実感を感じるので、何も商品開発だけにこだわる必要はない、ということ。もうひとつは、幅広い仕事に取り組むことで経験と知識が多く得られ、全社横断のプロジェクトなどより大きな仕事に取り組めるようになったことです。
これからも多くの経験を積み重ね、それらの経験を活かして、私だからこそできる社会貢献や組織貢献ができればいいなと思っています。そして、「お母さん、こんな仕事してるんだよ!」と子供に胸を張って教えられるよう、子育てと仕事をしっかり両立させていきたいです。

Recommended
Contents

このコンテンツを見たあとは…