「ギョーザが張りつく」という
ひとつのSNS投稿をきっかけに、
全国から寄せられたフライパン。
「ギョーザ」の張りつき改善に
貢献いただいた、これらひとつひとつの
フライパンを何かの形で
活かせないかと考え、
金属加工のメッカである新潟県燕市で
77年以上フライパンを製造している
杉山金属株式会社が製造を手掛け、
再資源化しました。
長年寄せられてきたお客様の声を
ヒントに、餃子専用フライパンとして
キッチンツールブランド「4w1h」より
お届けします。
※このフライパンは杉山金属のブランド4w1hの製品として販売いたします。
※引き続き研究に使用するフライパン、展示などに使用するフライパンは再生しておりません。
※再資源化の際、アルミ合金を加えたことで、集まったフライパン(3,520枚)よりも多い数量でお届けしています。
直径22㎝の小ぶりな形状にすることで、
約700gの軽量ボディを実現。
扱いやすさは抜群で手首を返しやすく、
餃子を簡単に皿に盛ることができます。
フライパンとハンドルの付け根をフラットに設計。
餃子をひっくり返す際に皿をそのまま
かぶせても安定感があり、
返す動作を助けます。
内側の角を立てた底面形状で、
約35㎜の浅形に設計することで、
キレイな羽根を崩すことなく盛り付けられます。
ギョーザの張りつき改善に貢献してくれたフライパンは、まず保管場所から旅立ち、選別工程へ。
その後、アルミリサイクルメーカーの大紀アルミニウム工業所の協力のもと、
再資源化のために溶解され、小ロットのインゴット化を実現。 杉山金属に届いたのち、
熟練の職人技でひとつひとつ丁寧に仕上げ、こだわりのフライパンとしてお届けします。
杉山金属株式会社
代表取締役社長 杉山正隆
プロジェクトに参画したのは、ギョーザの張りつきを、単にフライパンのせいにするのではなく、製品改良で解決しようとする発想に感銘を受けたからです。この「永久改良」の姿勢は、我々の金属加工のモノづくりにも通ずるところがあります。
また、全国から寄せられたフライパンを再資源化し、新しいフライパンに生まれ変わらせるという考えにも共感しました。弊社は鋳造から塗装までフライパン製造の全工程を一貫し、小ロット生産にも対応可能という強みがありますので、この技術を活かしてプロジェクトに貢献したいと考えました。
このフライパンを我々の「4w1h」ブランドから販売できることを嬉しく思います。このフライパンで、皆さまがおいしいギョーザを焼き、楽しい食卓を囲んでいただけることを心より願っています。
杉山金属は、新潟県燕市で創業以来77年以上にわたり、キッチンツールの開発・製造を手がけてきた老舗キッチンウェアメーカーです。国内でアルミフライパンを製造する企業は限られており、希少な国産アルミフライパンは卓越した技術を元に、熟練の職人技と最新の技術を融合させて、高品質な製品を生み出しています。
4w1hは、2017年に立ち上げた、クリエイターと金属加工メーカーのコラボチーム「燕三条キッチン研究所」から生み出されたブランドです。コンセプトは5w1hからWhere(キッチン)を除いた4w1hであり、「そもそも」 「いつ」 「だれが」 「なにを」 「どのように」 というキーワードから、キッチンツールを再編集しています。新しい道具、自由な食事、最適な習慣と出会ってほしいという思いで、“本当に使いやすいキッチンツール”をめざしているブランドです。
使い込んだフライパンを送ってくださった皆さま
フタをして中火で約5分蒸し焼きにした後に、
フタを取り焼き上げれば出来上がり。
最後の仕上げはあなたのフライパンで、
お好みの焼き加減で仕上げてください。
こだわりたっぷりの「ギョーザ」をぜひ焼いてみてください。