こんにちは。「クラブAJIREI」事務局です。
4月よりスタートしました「おべんと名人のおいしいコラム」。
今回は身近なキッチンアイテムを使ったお弁当づくりに役立つアイディアを、「長谷川りえ」先生に伺いました。
また先生が考案してくれたお弁当レシピも掲載していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
気温が上がるこれからの季節は、お弁当が傷みやすくなる時期です。まな板や包丁で調理するときには清潔なものを使い、包丁や菜箸の使い回しを避ける等、特に気を使う必要があります。その上、暑い日は朝から火を使ってのお弁当づくりが少し億劫に感じる方も多いのではないでしょうか。
4月の新生活スタートからのお弁当生活にも慣れてきて、「お弁当を手早く作って、洗い物も減らしたい!」と思い始めている方にオススメな調理道具のひとつが、キッチンバサミです!
キッチンバサミを使った調理で思い付くのは、魚の下ごしらえで鯵のゼイゴやヒレをハサミで取り除く方法があります。他に思い付くのは何でしょうか?長い白滝を切る、野菜を束ねている紐を切る、お砂糖の袋の角を切って開けるなど、意外と食べ物を切る作業では活用されていないかもしれません。
実はキッチンバサミは、お弁当づくりにとても便利なのです。基本的にお弁当は箸でつまんで食べられる一口サイズが良く、使用する材料もそれぞれ少量です。例えば玉子焼きの場合、ひとり分はせいぜい2~3切れあれば十分です。具入りの玉子焼きは混ぜる食材もほんの少量だと思います。そんな時は、ボウルに材料を入れてキッチンバサミでチョキチョキ切って混ぜて焼けば出来上がり。
フライパンで炒める調理も同様ですが、レンジやオーブントースターを使用すれば必要最低限の調理道具でおかずが完成します。お弁当カップにソーセージや唐揚げなどを小さく切ってお好みの味付けをして加熱すれば、それで1品出来上がり。添える副菜(キャロットラペ)は、常備菜にしておくことで、毎朝作る手間が省けます。
いつもの調理でキッチンバサミを有効に活用してみると、包丁や菜箸など調理道具を洗いながら使い回すことも減り、全体的に洗い物が減ります。ぜひ色々な調理シーンに使って、朝のお弁当づくりにお役立てくださいね。